地下の様子がわかる

ファインノズルは地下に空気を送り込むことと同時に、吹き返しにより地下の土を地上に出すことも目的としています。
噴出物から地下の様子を推測することができます。

1:関東ロームと黒土
(2009.10.05 目黒区の一般家庭)
比較的良い土の例
2:畑土
(2015.01.19 目黒区の寺院)
比較的良い土の例
3:乾いた土
(2008.09.01 江東区 温室内)
表面より内部の方が乾いている。散水しても水が染みこまず表面を流れて園路に出てしまうので困っていたという。
施工後、水の染みこみが良くなった。
4:粘土質の土
(2014.04.16 宮城県大崎市)
ノズルを丹念に上下させていると、土が団子のようになって出てくる。
(水田地帯の一角)
5:砂
(2016.07.12 宮城県仙台市 ホテルの植枡)
植枡の中から排出される土は土壌と言えないものも多い。植栽土から排出される「悪い土」のうち、街路樹などでは砂が多い。
6:水
(2014.12.05 千葉県浦安市 マンションの植枡)
深さ70㎝程度まで掘削すると水が出てくる。他の多くの植枡も同様であった。埋め立て地では一般的な状況かもしれない。
7:砕けたレンガ
(2016.02.17 港区 公園)
公園などでは良くあることで瓦や茶碗の破片なども出てくることがある。
8:白色腐朽した根の断片
(2015.10.21 国立市の街路樹植枡)
衰退したサクラ類の根株近くを施工した際に噴出してきた。新しく大量の根が出てこなければ、回復は難しいと感じられる状況。
9:ミミズ
(2016.07.29 新宿区 マンションの植え込み)
ミミズは文字通り飛び出してくる。かわいそうだが、そこの土は土壌としてある程度機能していることが確認できる。