東京都中央区晴海 オフィスビル(シダレザクラ)

植栽後5年ほど(元請けから聞き取り)で活着が悪いようであった。シンボルツリーになるような位置に植栽されている木だが、移植後に樹勢衰退が発生したようで葉が少いだけでなく、枯れたためにブツ切りにされたと思われる枝が見える。良く回復しているのがわかる。

神奈川県川崎市 マンション(アカエゾマツ)

色の善し悪しは季節的な変化が大きいはずで、場合によると光の状態ということもある。春と夏の比較だと夏の方が色が良いのは当たり前とも言える。
この木は北方の木なので気候上の不安もあるが、葉の密生度は増しているので今後に期待したい。植栽土壌はガラが多く非常に固結していた。(常緑樹)

東京都千代田区神田 複合ビル(タブノキ)

施工時には「ほとんど枯れている」と言えるほどであった。タブノキは強く東京地方の気候に適している木であるのに、なぜこんなに悪くなったのだろう。諦めながら施工していたが8月には勢いの良い胴吹きが多く出ている。
冬と夏の季節的な違いはあるが、それを越えて、これなら本当に立ち直るかも知れないと期待する。(常緑樹)

宮城県仙台市 ホテル入口(ケヤキ)

仙台市はケヤキで有名。入口付近のシンボルツリーにしたかったのだと思うが成長不良が続いていたようだった。ファインノズルで噴出してくる土は建設用の砂が多かった、水はけが良いようにとの配慮があったかも知れないが、成長不良の原因は植栽土壌に多く含まれる砂だと思う。(落葉樹)

東京都千代田区 オフィスビルの植え込み(ヤマモモ)

元請けの担当者から「 施工後4年間土壌改良等の処置は行っていない」と確認している。施工後1年から回復の傾向が顕著だったが、このことはファインノズルによる土壌改良の効果が長期間継続することも示唆している。
2013年の施工から5年後に、元請けからの注文により再施工をした。剪定や幹巻きなどをされており、施工後4年当時に比較し樹勢が少し劣化しているようであった。施工後見事に回復している。
再施工1年後に確認にいくと、また剪定をされている。少し勢いよく伸びすぎてしまったかもしれない。

神奈川県川崎市多摩区 個人宅(シダレザクラ)

施主が非常に喜んでいると元請けから伝えられている。1年後明らかに葉の量が増えていることと考え合わせると、確かに良くなっているはずだ。(落葉樹)
(本当に良くなったかどうかについて考える場合、最も参考になるのが施主の言葉だと思う。なぜなら安くない施工費を負担する気になったのはその木をとても大事にしてるからで、良く観察してるし、負担した費用分の効果があったかどうかは厳しく見ているはずだから)