診断は外観診断と精密診断に分けられます。
外観診断は木が元気かどうかや丈夫かどうかの判断をするもので、簡単な道具を使用します。特別に樹木医だけに認められる場合を除けば誰でも行うことができますが、活力度(元気さ)と危険度(倒木や幹折れなど)の両方を的確に診断するには、相当の経験と知識が必要になります。
精密診断は、現在のところ専用の診断機器を使用して外観診断からは判断が難しい樹木内部の空洞や腐朽を診断するものを言い、主に危険度を診断するために行います。
当社では精密診断機器として DW(ドクターウッズ) と レジストグラフ を扱っています。
外観診断
目視や打診によって、木の元気さや病気を診断します。
また倒木や幹折れなどの危険度をおおまかに診断します。
診断例
精密診断
DW(ドクターウッズ)
音響波で幹内部を計測し、空洞や腐朽部の位置や大きさを
システムと診断例
CTスキャンのように表現します。
木に大きなキズを付けずに倒木などの危険度を診断します。
外観診断に比べ、樹木内部の状態がより正確にわかります。
レジストグラフ
幹に針を回転させながら貫入し、そのときの抵抗の大きさを波形で表します。
システムと診断例
波形から材の強さを読み取り、倒木などの危険度を診断します。
外観診断に比べ、樹木内部の状態がより正確にわかります。